まとめでは、05年中に認知した不正アクセス事件は592件。このうち、昨年5月末時点で315件は解決。しかし残り277件の未解決事件のうち、約半数の139件はネット喫茶が利用されたことまでは突き止めたが、店に利用者の身元確認記録がなかったため、捜査が進んでいないという。
03年3月には、ネット喫茶のパソコンに特殊なソフトをしかけて利用者から盗み取った個人情報でネットバンキングに不正アクセスし、預金をだまし取る事件が発覚。業界団体の日本複合カフェ協会(事務局・東京)は同年8月、身元確認の徹底を指示した。しかし、協会加盟店舗は全体の4割程度にとどまり、取り組みは浸透していないという。
http://www.asahi.com/national/update/0329/TKY200703290297.html