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2007年03月29日(木) 00時00分

お祓いしたい!?卒業証書・アルバムでミス、通知表なし…ZAKZAK

 福岡県立嘉穂東高校(同県飯塚市、松尾泉校長)で卒業式の際、校長印がない卒業証書を授与したり、印刷の修正が間に合わず卒業アルバムを配布できなかったりするミスが相次いだことが29日、分かった。さらに、修了式では1年生の2クラスで通知表が配布されなかった。

 高校は関係する生徒らに謝罪した上で証書に押印をするなどの対応を取った。松尾校長は「生徒や保護者に申し訳ない。このようなことが今後ないようにしたい」と話している。

 高校によると、3月1日の卒業式の際、全日制の卒業生314人の卒業証書に校長印がなかった。同日夜に保護者の連絡で発覚。証書を学校に持って来てもらうなどして9日までにすべてに印を押した。

 事務職員が校長印の印刷を業者に指示せず、教員にも連絡していなかったためという。印刷された証書を確認した教員らも印がないのに気付かなかった。

 卒業アルバムは、2月27日に完成品を見た教員が、生徒の個人情報が載っていることに気付き再発注したが、卒業式に間に合わなかった。事前のチェックでは個人情報の掲載に気付かなかったという。

 通知表の配布忘れは、40歳代の男性教諭のうっかりミス。別のクラスの30歳代の女性教諭も、病気のため通知表に出席日数などを書き込む作業ができず、ほかの教諭にも依頼しなかったという。

ZAKZAK 2007/03/29

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032919.html