日産自動車は、国内販売体制を抜本的に見直すと発表した。国内販売部門と販売子会社の管理部門の人員（合計で約２３００人）を２０１０年度までに半減する。不振が続く新車販売をてこ入れするため、事務部門をスリム化し、営業の第一線に人材を振り向ける。
具体的には、４月に日産の国内販売部門に北海道や東北、関東など１０の地域別社内カンパニーを設置。このうち０８年度までに東京・神奈川、千葉・埼玉、東海、近畿、九州を担当する５つの社内カンパニーを地域統括会社として別会社化し、各エリアにある販売子会社の本社機能を統括会社に集約する。同時に、統括会社は地域に密着した営業戦略の立案や店舗の統廃合、大規模店舗の増強などを進める。
ZAKZAK 2007/03/28