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2007年03月28日(水) 00時00分

富士通、コンサルティング事業を集約、事業の効率化とサービス向上を狙い朝日新聞

 富士通グループは3月27日、コンサルティング事業の強化を目的に、富士通のコンサルティング事業本部と富士通総研(FRI)を4月1日付で統合し、グループ内に分散していたコンサルティング機能をFRIに集約すると発表した。

 今回の統合により、コンサルティング事業にマッチした人材の確保が円滑に行えるようにする。富士通のコンサルティング事業本部は、内部統制やBCM(事業継続管理)などを手がけており、IT構築のための上流コンサルティングなどの実績を持つ。一方、FRIは、シンクタンクの経済研究所との相乗効果を生かした経営・業務コンサルティングを行っている。

 新生FRIでは、独立事業体として経営のスピードを速めると同時に、中立的な立場から顧客の経営に踏み込んだコンサルティングを実施。顧客起点で業務を可視化し、収益力向上や業務効率化のためのIT施策の提案、内部統制やBCMなど実践に基づくリファレンスモデルの活用、先進技術に基づくコンサルティング技法の適用などを行っていく。

 また、富士通研究所が持つ情報・通信の先進技術の導入や、富士通コンサルティング(米国)、富士通サービス(英国)など海外関係会社との連携も今後、強化していく方針。

http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200703280008.html