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2007年03月28日(水) 00時00分

ドリコム、インターネット広告の配信管理が無料で行えるサービス朝日新聞

 ドリコム(内藤裕紀代表取締役)は3月28日、インターネット広告の配信管理が無料で行えるアドマーケットプレース「スペースハンター」のサービスを開始し、本格的にインターネット広告市場に参入すると発表した。

 「スペースハンター」は、ウェブサイトの収益向上や、インターネットのデッドスペースのメディア化を目的としたサービス。目的に応じた広告出稿方法を選択できるため、ウェブサイトの運営者は広告の配信管理コストや営業コストを軽減でき、広告出稿者は広告ターゲットに適したウェブサイトへの広告出稿が行える。

 広告出稿の方法は、期間指定方式の広告枠「ロックオン」とクリック課金方式の広告枠「クロスアド」の2種類。「ロックオン」は、ウェブサイト運営者が「配信期間」「価格」を決定し、広告主・広告代理店はウェブサイトをピンポイントで指定して出稿することができるのが特徴。一方「クロスアド」は、広告主が「クリック単価(ドリコム指定のカテゴリ別クリック単価以上)」を決定し、ウェブサイトを横断した広告を出稿するもの。

 広告主・広告代理店は、「スペースハンター」上で男女比/年齢/年収/職業/未既婚率比などの「ユーザー属性」や「媒体カテゴリ」「PV(ページ・ビュー)数」などの検索項目を利用し、同サービスに登録されているウェブサイトの絞り込みを行うことで、広告ターゲットに適したウェブサイトへの広告出稿が行える。

 さらに、専門分野に特化したカテゴリ特化型のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、CGM(コンシューマ・ジェネレーティッド・メディア)、多くの読者を抱えるアルファブログも登録されており、セグメントに適した広告出稿が可能。また、レポーティングも含めた従来の広告掲載作業のすべてを「スペースハンター」上で行えるため、管理コストも軽減できる。

 ウェブサイト運営者がインターネット広告を配信管理する際も、面倒なバナー張替え作業やローテーション設定などが不要となり、配信管理コストを削減できる。「スペースハンター」の管理画面から広告管理レポートをダウンロードすることも可能。

http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200703280012.html