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2007年03月28日(水) 09時00分

京都の留学生寮「光華寮」訴訟 台湾側の主張を退け、京都地裁に差し戻し 最高裁フジTV

台湾と中国のどちらに所有権があるかが争われていた京都市の留学生寮「光華寮(こうかりょう)」をめぐる裁判で、最高裁判所は「日中共同声明により、台湾が中国国家を代表する権利は消滅している」として、台湾側の主張を退ける判決を言い渡した。
台湾は、1967年に光華寮からの立ち退きを求めて寮生を提訴し、1・2審は台湾側の所有権を認め、寮生側が上告していた。
一方、この判決をめぐっては、中国が「2つの中国」を認めるものと反発し、外交問題となっていた。
27日の判決で、最高裁は「72年の日中共同声明により、台湾が中国国家を代表する権利は消滅していて、その時点で訴訟を行う権限は、中国に受け継がれている」と述べ、台湾を原告とする訴訟手続きを無効と判断して、1・2審判決を破棄し、審理を京都地裁に差し戻した。
この判決で、今後、原告の立場は、台湾から中国に入れ替わることになる。
highlow highlow 2007/03/28 09:00

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00107846.html