記事登録
2007年03月28日(水) 08時34分

1972年の外務省機密漏えい事件 元毎日新聞記者の訴えを退ける判決 東京地裁フジTV

1972年の外務省機密漏えい事件で、国家公務員法違反の有罪が確定した元毎日新聞記者が、不当な起訴などと主張して、国を相手に起こしていた裁判で、東京地方裁判所は、記者側の訴えを退ける判決を言い渡した。
毎日新聞の元記者・西山太吉さん(75)は、沖縄返還交渉にともなう日米間の密約を報じたが、外務省の女性事務官から機密文書を受け取っていたとして、国家公務員法違反の共犯で逮捕起訴され、有罪が確定した。
しかし西山さんは、2000年以降にアメリカの公文書で日米間の密約が明らかになったことから、「不当な起訴だった」などと主張して、国を相手に損害賠償などを求める訴えを起こしていた。
27日の判決で、東京地裁は「仮に起訴が不法行為だったとしても、民事訴訟上の時効に当たる20年が経過しているため、訴訟を起こす権利は消滅している」などとして、西山さん側の訴えを退けた。
2007/03/28 08:34

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00107844.html