記事登録
2007年03月28日(水) 00時00分

県議選、仙台市議選あす告示朝日新聞

 今年は12年に1度、統一地方選と参院選が重なる「選挙イヤー」。参院選の前哨戦にあたる統一地方選がいよいよ幕を開ける。県議選と仙台市議選が30日告示され、来月8日の投開票日まで9日間の選挙戦が始まる。県議選では、今回から定数が2減り61議席に86人が立候補を表明しており激戦が予想される。また仙台市議選では75人が立候補する見込みだ。統一選後半戦の市町長、市町村議選の投票日は4月22日で、即日開票される。

 村井嘉浩知事に県政が引き継がれて初の県議選。与党自民党が過半数に達するかが焦点だ。

 選挙区が前回の28から24に再編され、定数も2減って61になった。28日までに立候補を表明しているのは、前回より5人少ない86人。新旧別では、現職が55人、新顔30人、元職が1人となっている。

 政党公認は、自民が37人、民主9人、公明4人、共産8人、社民5人。無所属は23人で、そのうち自民から推薦を受けるのが2人、民主が4人、社民2人となっている。

 定数5に現職6人が立候補を表明している石巻・牡鹿選挙区。現職副議長が引退を表明後、現職、新人計4人が2議席を争う柴田選挙区。県内最多の7議席に9人が名乗りを上げている青葉選挙区などでは激しい戦いが繰り広げられそうだ。定数が1減った遠田(定数1)、栗原(同2)も注目を集めている。

 一方、名取、宮城、白石・刈田など6選挙区で無投票の公算が高い。

    ◇

 仙台市議選(定数60)には28日現在、75人が立候補を表明している。前回より10人少ない少数激戦になる見通しだ。政令指定市になって5度目の選挙。現職が地盤を固める中、新顔がどこまで食い込めるか注目される。

 政党の公認予定者は前回より4人少ない42人。無所属が全体の約4割を占め、県議選ほど党派色が強くない。

 党派別では、自民が前回と同じ11人を公認する。現職が10人を占め、残る1人も父親の地盤を引き継ぐ。

 民主は前回より1人少ない9人を公認。県連政治スクール出身の新顔を擁立し勢力伸長を図る。

 公明は前回と同数の8人で現有勢力維持を手堅く狙う。共産は8人、社民は6人で、いずれも前回より1人少ない。

 無所属は前回より5人少ない33人になりそう。うち1人が民主、2人が社民の推薦を受ける。

 新旧別では、現職が前回より1人少ない55人、元職は1人増の2人の見込み。新顔は18人で前回を10人も下回りそうだ。

http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000000703280008