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2007年03月28日(水) 21時20分

不二家、TBS「朝ズバッ」に事実誤認と申し入れ朝日新聞

 TBS系の情報番組「みのもんたの朝ズバッ!」が1月22日、不二家が賞味期限切れのチョコレートを再利用していたなどと報じたことに対し、同社が「事実と異なる」としてTBSに訂正を申し入れていることが分かった。TBSは28日、報道内容の一部について「正確さを欠くものだった」と認めた。

 番組では、同社平塚工場の元パート従業員だとする女性の証言をもとに、同工場では日常的に賞味期限切れのチョコレートを店舗から回収し、牛乳などと混ぜて新しいチョコレートを生産していた、と報じた。

 不二家側は、社内で改めて調査した結果、(1)賞味期限切れのチョコレートを工場に回収することはありえない(2)チョコレート生産工程で直接牛乳を混ぜることもなかった、などとしている。

 TBSは「牛乳を混ぜ合わせた」との報道は「正確性を欠く」と、一部問題があったことを認めた。また、女性の証言は10年以上前の話で、「説明がないまま放送したのは、誤解を招く可能性があった」とした。

 一方、賞味期限切れチョコレートを再利用したという証言の根幹部分については、「信用できる根拠がある」と説明した。

http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200703280343.html