席上、山崎部長は、志賀1号機の臨界事故の問題点について「データを改ざんし、必要な記録を残さず、国や自治体に報告しなかった」と総括。原子炉停止機能にかかわる試験中に事故がどのように起きたかを説明した。30日に詳しい分析結果を公表すると話した。
また、経済産業省原子力安全・保安院の平岡英治・首席統括安全審査官は「原因究明と再発防止に取り組まなかったことも問題」と指摘した。
会場から、他の沸騰水型の原発でも過去の同様のトラブルが次々に明らかになっている点について、制御棒の構造上の問題があるのではないかとの質問が出たが、2人とも構造上の問題ではなく、操作手順の誤りとの見方を示した。
http://www.asahi.com/national/update/0328/OSK200703280156.html