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2007年03月28日(水) 12時32分

女子トイレでキスしようとした? 男性に逆転無罪判決朝日新聞

 駅の女性用トイレで女性に口づけしようとしたなどとして、強制わいせつ未遂の罪に問われた男性被告(39)の控訴審判決が28日、大阪高裁であった。陶山博生裁判長は「被害者証言の信用性に疑いがある」と判断。懲役1年2カ月執行猶予3年(求刑懲役2年)とした一審・大阪地裁判決を破棄し、男性に無罪を言い渡した。

 男性は05年11月30日夜、大阪府寝屋川市の京阪本線萱島駅構内の女性用トイレに入り、当時19歳の女性の腕をつかんだり、口づけしようとしたりしたとして、建造物侵入と強制わいせつ未遂の両罪で起訴された。

 陶山裁判長は、当時かなりの量の酒を飲んでいた男性について、「15〜20センチの距離に顔を近づけてきた」と証言した女性が酒のにおいに気付いていないと指摘。「無理にキスをされようとしたとする被害者の証言の信用性には疑いがある」と結論づけた。

http://www.asahi.com/national/update/0328/OSK200703280068.html