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2007年03月28日(水) 11時49分

薬害訴訟の原告100人が、抗議の座り込み 厚労省前朝日新聞

 薬害C型肝炎訴訟で原告側が一部勝訴した東京地裁判決を受け、原告ら約100人は28日午前、柳沢厚生労働相に対し「全面解決」に向けた協議に応じることなどを求めて、東京・霞が関の厚労省前で座り込みを始めた。大阪、福岡地裁に続いて国が「3連敗」したにもかかわらず、柳沢厚労相が原告団が求めていた面談を拒否したため。抗議の座り込みは、厚労省が原告側の要求を受け入れるまで連日続けるという。

 全国原告団代表の山口美智子さん(50)は座り込みを前に、「訴訟の勝ち負けよりも面談拒否の方がショックが大きい。体を張って抗議しなければ何も解決しない」と決意を語った。

 また、同様に国が東京地裁で「5連敗」となった原爆症認定訴訟の原告も、控訴期限の4月5日に向けて、2日から72時間の座り込みなどで抗議する予定だ。

http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200703280128.html