記事登録
2007年03月28日(水) 06時44分

関空新陸上ルート、5月に実機テストを実施朝日新聞

 羽田空港から関西空港へ飛ぶ便が、大阪府上空を通過する新「陸上ルート」の導入を検討している国土交通省は、5月16日〜22日の夜に実機テストを行う方針を固めた。騒音問題を懸念する地元の要望を踏まえたもので、地元首長らでつくる「関西国際空港の飛行経路問題に係る協議会」に調査結果を報告し、改めて新ルート導入への同意を求める。騒音が環境基準を下回ることが確認できれば、地元同意に向け大きく前進しそうだ。

 新ルートは三重、奈良両県と大阪府の泉州地域上空を通過する。テストは羽田発関空行きの定期便計6便を使い、ルートの真下になる貝塚市、岸和田市など4市の8カ所で騒音を測定する。

 新ルートは、知多半島付近から西南に迂回(うかい)し、和歌山県上空を通過する現ルートより、最大で10分短い1時間5分程度で羽田—関空間を結ぶ。国交省が昨年末に地元に提案していた。

http://www.asahi.com/business/update/0328/047.html