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2007年03月28日(水) 06時12分

ミャンマーの軍事政権が新しい首都・ネピドーを初めて外国メディアに公開フジTV

ミャンマーの軍事政権は27日、新しい首都・ネピドーを初めて外国メディアに公開した。
移転から1年余りたって公開された首都では、携帯電話は通じず、娯楽施設も一切ない。
「王の都」を意味するネピドーは、ミャンマーの中心にあり、元の首都・ヤンゴンからは、320kmの位置にある。
ミャンマー軍事政権は、2006年2月、ネピドーにすべての政府機関の移転を完了させ、正式に首都を移転した。
広大な土地にさまざまな建物が整備されているにもかかわらず、ネピドーでは、政府の方針により携帯電話が使用できず、まさに陸の孤島となっている。
テロなどを防止するため、安全上の理由で、携帯電話は一切通じないという。
大半の公務員が政府の指示でネピドーに移住しており、その費用は家賃や電気代を含め、すべて政府が負担している。
ネピドー住民は「公務員家族としてここに住めて、とてもに幸せです。なぜなら、政府がすべて提供してくれているからです」と語った。
その理由について、軍事政権は、国の中央に位置し交通の便がいいためとしているが、群衆の反乱に備えた措置などとのうわさが絶えない。
強硬姿勢が強まったとされるミャンマー軍事政権は、ますます「内にこもる」政権運営が続くとみられる。
highlow highlow 2007/03/28 06:12

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00107838.html