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2007年03月28日(水) 12時52分

公明幹事長が下村副長官を批判 慰安婦めぐる発言で朝日新聞

 公明党の北側一雄幹事長は28日午前の記者会見で、下村博文官房副長官が従軍慰安婦をめぐり「直接的な軍の関与はなかったと認識している」と記者会見で語ったことについて、「官房副長官は、自分の意見を言う立場にない。安倍首相をしっかり守るのが役割で、個々人の意見についての発言は、慎重にしてほしい」と批判した。

 安倍首相が河野官房長官談話を継承する考えを繰り返しているなか、問題を蒸し返す形で下村氏が自らの意見を表明したことに、強い不快感を示したものだ。

 下村氏は26日の会見で、軍の関与を否定する見解を表明。その後記者団に、「(強制連行を示す公的資料が)発見されなかった以上、軍や官憲による強制連行はなかったというのが、個人的な見解だ」と説明した。

http://www.asahi.com/politics/update/0328/005.html