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2007年03月28日(水) 00時41分

政府の情報衛星、画像送れず 機能停止、収集に「穴」も朝日新聞

 政府の情報収集衛星のレーダー1号機の機能が止まり、25日から地上の画像が送れなくなったことが27日、分かった。電源系のトラブルと見られるが、詳細な原因は不明。今年2月のH2Aロケットの打ち上げ成功により地球上の全地点を1日1回撮影できるようになったが、今回のトラブルで天候や地域によっては「穴」が生まれかねない。

 衛星を運用する内閣衛星情報センターによると、今回、機能停止したのは03年3月に打ち上げられたレーダー型の衛星。光学センサー(望遠鏡)を備えた光学衛星と一対で運用され、曇天や夜間でも観測できる。この衛星の寿命は5年を想定していたが、1年早く寿命を迎えた可能性が高いという。次にレーダー型が打ち上げられるのは11年度の予定。

http://www.asahi.com/politics/update/0328/002.html