記事登録
2007年03月28日(水) 20時26分

北朝鮮で食糧100万トン不足 WFPが会見朝日新聞

 世界食糧計画(WFP)のアジア地域責任者トニー・バンバリー氏が28日、北京で記者会見し、北朝鮮側が「100万トンの食糧が不足している」として、WFPに食糧支援を求めたことを明らかにした。

 WFPは、北朝鮮が05年に「食糧事情が改善した」として人道援助から開発援助への転換を求めたことから、昨年から支援事業を縮小。しかし、北朝鮮では、昨年夏の集中豪雨などの影響で食糧事情の悪化が懸念されていた。

 22日から27日まで訪朝したバンバリー氏は「これから収穫の端境期を迎えれば、人々は食糧難に苦しむ。WFPや援助者が求めに応じるべき時だ」と述べ、国際社会に対し食糧支援を呼びかける考えを示した。

http://www.asahi.com/international/update/0328/016.html