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2007年03月27日(火) 00時00分

法科大学院を初の認証評価「適合」で評価公開の2校…ZAKZAK

 2004年度に司法制度改革の一環としてスタートした法科大学院の認証評価機関「日弁連法務研究財団」は26日、早稲田大と駒沢大の06年度の評価結果を公表し、いずれも「評価基準に適合している」と認定した。

 法科大学院の認証評価は初めて。学校教育法に基づくもので、「不適合」と判断された場合、文部科学省に設置認可を取り消される可能性があり、ほかの法科大学院の評価が注目される。

 同財団は9分野について評価。早大は「授業」など4分野が「非常によく実施できている」、5分野が「よく実施できている」。駒大は「教育体制」など5分野が「よく実施できている」、4分野が「最低限必要な水準に達している」だった。

 早大は学生に実際の訴訟や刑事弁護を手伝わせる実践的な教育プログラムなどが、駒大は40代の若手教員を多く配置していることなどが高く評価された。

 法科大学院の認証評価機関は3団体あり、どの団体の評価を受けるかは大学院側が選択する。評価は5年に1回受ける必要がある。

ZAKZAK 2007/03/27

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_03/t2007032730.html