記事登録
2007年03月27日(火) 01時00分

詐偽投票などの疑い、台東区議選の落選候補ら逮捕 朝日新聞

 18日投開票の東京都台東区議選(定数32)に立候補し落選した候補者が自分の家に知人が転居したように装って自分に投票させたとして、警視庁は、同区北上野1丁目、自民党東京都台東区第20支部長伊藤晴康(31)と、知人の葛飾区亀有2丁目、会社員坂井富美男(55)、千葉市若葉区高品町、同高橋正和(35)の3容疑者を公職選挙法違反(詐偽登録、詐偽投票)の疑いで逮捕した、と26日発表した。3人は、容疑を認めている。

 捜査2課の調べでは、伊藤容疑者らは共謀し、坂井、高橋両容疑者が伊藤容疑者の自宅に転居したように装って住民異動届を区長に提出した上で06年12月、選挙人名簿に登録させ、今月18日、台東区内の投票所で伊藤容疑者に投票した疑い。

 坂井、高橋両容疑者は同じ建材会社の社員で、伊藤容疑者とは約10年前からの知り合いという。

 同区議選には42人が立候補し、1004票の伊藤容疑者は36位で落選した。

http://www.asahi.com/national/update/0327/TKY200703260333.html