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2007年03月27日(火) 18時56分

国交省、有識者懇談会で航空機内での携帯型ゲーム機使用の制限について審議へフジTV

3月から国際線の機内への液体持ち込みが制限が強化された成田空港では、国際線の乗り継ぎ客が購入した免税品などが次々と捨てられている。その一方で、航空機内での使用規制をめぐって、国土交通省の有識者懇談会で、携帯型ゲーム機の使用を制限することが審議される見通しになった。
春休みとなり、空港のロビーには子どもたちの姿が多く見かけられるようになった。
その子どもたちに人気の携帯型ゲーム機の機内での使用に、規制がかけられようとしている。
28日、国土交通省が開く有識者懇談会で「携帯型ゲーム機などの一部機能が、飛行機の運航システムに誤作動を起こさせるおそれがある」として、機内での使用を制限することが審議される見通しになった。
主な対象は、携帯型ゲーム機の無線通信機能で、「ニンテンドーDS」やソニーの「プレイステーション・ポータブル」などに装備され、対戦型ゲームや、データのやり取りができるもの。
有識者懇談会のメンバーである筑波学院大学・情報コミュニケーション学部の大島愼子教授は「(ルールを作った2003年)当時なかった電波を出してしまうゲーム機なども発明されて、はやっているので。(今後)検討していくことも」と話した。
すでに2005年には、携帯ゲーム機の使用によるとみられる「コックピットの計器の表示の乱れ」も2例報告されている。
もし、ルール改正が行われても、無線通信機能さえ切れば、これまで通り使用できるという。
ソニーの「プレイステーション・ポータブル」の場合、本体の左下にあるスイッチをオフにすれば、無線機能は基本的に切れる。
「ニンテンドーDS」には、スイッチはついていないが、電源ランプが点灯状態の場合は、無線通信を行っていない状態となっている。
無線通信を行っている場合の多くの場合は、電源ランプが点滅状態になる。
国土交通省では、ほかにも、パソコン用のワイヤレスマウスや携帯機器の充電器などの使用に関しても検討するとしている。
大島教授は「基本的には今、法律をどう変更するかよりも、一般の方たちに啓蒙(けいもう)するということの方が大事」と語った。
小さな子どものいる旅行者は「飛行機の中で、できるものがあればいいですね」、「親も疲れちゃいますよね」などと話した。
highlow highlow 2007/03/27 18:56

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