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2007年03月27日(火) 00時00分

「中国年」開幕式に胡錦濤主席とプーチン大統領出席朝日新聞

 胡錦濤国家主席とロシアのプーチン大統領は26日夜、モスクワのクレムリン宮殿で行われた「ロシアにおける中国年」開幕式に出席し、スピーチを行った。

 両元首は共に、「国家年」開催を契機として、両国および両国人民の相互理解と友情を深め、両国間の各分野の交流と協力を深め、人的往来を促進し、戦略的協力パートナーシップの長期的で健全な、安定した発展に新たな活力を注ぐ意向を表明した。

 胡主席は「今年、われわれはロシアで『中国年』を開催し、政治・経済・科学技術・人文など各方面をカバーするさまざまな形の200近い活動を実施する。これらの活動を通じて、ロシア国民に中国の歴史と文化、改革開放の過程を展示できるよう希望する」と表明。「ロシア側と共に、『国家年』の成功を契機として、『中ロ善隣友好協力条約』を完全に実行に移し、両国間の互恵協力と戦略的協力を深め、両国の共同発展・繁栄を促し、平和が永続し、共に繁栄する調和世界の構築を推進するため、共に努力していきたい」と強調した。

 プーチン大統領は「開幕式への各位の出席を心から歓迎する。これはロ中両国にとって重要な意義を持つ、重大な出来事だ。両国は良き隣人というだけでなく、良きパートナーであるからだ」と指摘。さらに「両国人民の歴史と文化そのものが、この偉大な2つの国家が文化・精神面で互いを深く引きつけていることを物語っている。両国関係の悠久の歴史に今年、光り輝く新たな1章が書き加えられることに疑問の余地はない」と強調した。

http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200703270350.html