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2007年03月27日(火) 22時36分

県が仮設住宅設置へ 輪島市は60戸、穴水町20戸朝日新聞

 能登半島地震で石川県は、仮設住宅の設置を決めた。早ければ28日にも建設を始める。27日時点で、輪島市から60戸、穴水町から20戸の設置要請が来ており、県が災害地の応援協定を締結しているプレハブ協会の協力を得て建設を進める。

能登半島地震で断水などの被害を受けた輪島市では、一部地域で給水が再開され、「復興」へ向けた動きが本格的に始まった。27日夕には、雨に備えて自衛隊員や近所の人が民家の屋根にシートをかけて回った=27日午後4時29分、石川県輪島市門前町黒島町で

 県によると、輪島市で27日午後8時現在で全壊が57棟、半壊が172棟、穴水町では全壊13棟、半壊22棟ある。いずれも損壊状況を調査し、住人らの要望を踏まえて必要戸数を判断した。その後、必要な戸数が増えれば順次建設していく。

 建設は県が主体となり、費用は災害救助法に基づき国と県が支払う。

http://www.asahi.com/national/update/0327/OSK200703270164.html