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2007年03月27日(火) 11時07分

米自動車大手3社、エタノール車の増産を確認朝日新聞

 ゼネラル・モーターズ(GM)など米自動車大手3社の最高経営責任者(CEO)らが26日、ブッシュ米大統領と会談し、エタノールなど代替エネルギーで走る乗用車の生産増などを確認した。米政権は今後10年間で国内のガソリン消費を2割削減させる政策を打ち出している。ただ、政府が求める燃費基準の改善については踏み込んだ議論はなかった模様だ。

 GMのワゴナーCEOは記者団に対し、3社の総意として「12年までに我々の生産する車の半数がエタノール含有85%の燃料(E85)でも走行できるようにする」と述べた。業界は代替エネルギー車の生産拡大へ、米政府に様々な支援を求めている。エタノールの増産やガソリンスタンドの拡充にも、政府の後押しが必要との認識だ。

 大統領は、トウモロコシに依存するエタノール原料の多様化に向け、「木片や(干し草用の)スイッチグラスなども利用できるよう研究開発を政府資金で促進している」と話した。

http://www.asahi.com/business/update/0327/055.html