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2007年03月27日(火) 00時00分

捏造の再発防止、行政処分は全番組対象 菅総務相朝日新聞

 菅総務相は27日、「発掘!あるある大事典2」(関西テレビ制作)の捏造(ねつぞう)問題を受け、捏造番組を流した放送局に再発防止計画の提出を求める行政処分の新設を、今国会に提出する放送法改正案のなかで検討していることに関し、番組のジャンルを問わず「事実を伝えるすべての番組」を行政処分の対象とする考えを明らかにした。閣議後の記者会見で答えた。

 発言は、報道やドラマ、バラエティーなどあらゆるジャンルの番組を対象とする考えを示したものだ。ただ、菅総務相は「検閲みたいなことをやる気は全くない」とも述べた。菅総務相は26日の参院予算委員会でも、「バラエティー番組でも事実を事実として伝える部分があれば対象になると考える。再現ドラマも対象になる予定だ」などと答弁している。

http://www.asahi.com/culture/tv_radio/TKY200703270217.html