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2007年03月27日(火) 00時01分

2007年能登半島地震 余震が続く中、エコノミークラス症候群など2次災害の心配もフジTV

震度6強の激しい揺れを観測した2007年能登半島地震は、死者1人、けが人209人と被害は拡大している。現地では、余震とみられる地震が続く中、自家用車などに避難している人には、エコノミークラス症候群のおそれが指摘されるなど、2次災害の心配も出ている。
避難所生活を余儀なくされている住民の中には、自家用車に避難する人もいる。
自家用車に避難している被災者は「やっぱり寝にくい。きのうも、ほとんど寝れなかった」、「寝るときは、車の中がいいかという感じですね。やっぱり、周り気にならないから」と話した。
新潟県中越地震では、自家用車に避難した人が、エコノミークラス症候群によって死亡した例もあったという。
新潟大学大学院の榛沢和彦医師は「新潟の地震では、やはり車中泊が非常に注目されましたけども、われわれの調査では、車中泊だけでなく避難所でも血栓が見つかっています。したがって、避難所で運動をしないということが問題ですので、1に運動、2に水分。これがわれわれの結論です」と話した。
エコノミークラス症候群は、高齢者と50代前後の女性に多いという。
こうした中、安倍首相は「被災者の方々、地元の方々はですね、1日も早く復旧して、安心できる生活を送りたいという中で、激甚災害の指定を強く希望されているということですから、わたしも、この要望に応えてまいりたいと考えています」と述べた。
依然、余震の注意が必要な中、復旧への早期対応が求められている。
highlow highlow 2007/03/27 00:01 取材: FNN取材団

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00107752.html