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2007年03月26日(月) 20時55分

阪急阪神、百貨店の10月統合を発表朝日新聞

 阪急百貨店と、阪急阪神ホールディングス(HD)傘下の阪神百貨店は26日、10月に統合することで合意した、と正式に発表した。阪急百貨店は同HDから資本的にほぼ独立しているが、統合後は同HDの出資比率が上がり、持ち分法適用会社になる。あわせて同HDは、グループ全体の経常利益を、12年度には06年度見通しに比べて11%増の780億円とする07〜12年度の中期経営計画を公表した。

 阪急百貨店が、阪神百貨店を株式の現金購入と株式交換を組み合わせて完全子会社にする。阪急百貨店を持ち株会社と事業会社に会社分割し、持ち株会社の下に両百貨店の事業会社をぶら下げる。同HDの百貨店持ち株会社への出資比率は21%になる。

 両百貨店の05年度の連結売上高を合計すると約4938億円。14年度に7000億円規模にする目標を掲げた。

 中期経営計画では、旅行、航空貨物、ビル管理の3事業を来春までに統合することを盛り込んだ。12年度の連結売上高を06年度見通しに比べ4%増の7700億円、当期利益を同20%増の420億円とする目標を掲げた。

http://www.asahi.com/business/update/0326/126.html