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2007年03月26日(月) 13時34分

東京の壁破り窃盗、容疑の2人再逮捕 数件の関与認める朝日新聞

 東京都港区の時計店で昨年11月、外壁に穴が開けられ、店内から約1億2000万円相当の腕時計が盗まれた事件で、警視庁は26日、住所不詳、無職荘兆邦容疑者(44)=建造物侵入罪などで起訴=ら中国人2人を窃盗などの疑いで再逮捕した。2人は全国で発生した同様の事件のうち数件への関与を認めており、同庁は裏付けを進める。

 捜査3課の調べでは、荘容疑者らは他の2人と共謀し、昨年11月18日深夜から同月20日未明にかけ、港区南青山2丁目の時計店の外壁に油圧ジャッキなどを使って穴をあけて侵入。腕時計など90点を盗んだ疑い。

 宝石店や時計店の外壁に穴を開ける手口の窃盗事件は、90年前後に香港系外国人の集団「爆窃団」が相次いで起こしたが、昨年以来再び相次いでいる。同庁は荘容疑者ら以外にも複数の実行グループがあるとみて調べている。

http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY200703260158.html