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2007年03月26日(月) 10時48分

女子高生3人ひき逃げ、被告に懲役16年の判決 千葉朝日新聞

 千葉県柏市内で帰宅途中の女子高校生3人をはねたうえ、うち1人を約400メートル引きずりながら逃げたとして、殺人未遂、危険運転致傷と道交法違反(無免許・ひき逃げ・酒気帯び運転)の罪に問われた同市増尾4丁目、建設作業員石井高幸被告(43)に対する判決公判が26日、千葉地裁松戸支部で開かれた。伊藤正高裁判長は「無謀かつ自己中心的で悪質な犯行」として、石井被告に懲役16年(求刑同20年)の判決を言い渡した。

 判決によると、石井被告は06年4月25日夕、同市内の市道で乗用車を運転中、赤信号を無視して交差点に進入。青信号で横断歩道を渡っていたいずれも15歳の女子高校生3人をはねて重傷を負わせた上、うち1人を車体の底に巻き込んだまま逃走した。石井被告は当時、無免許で酒気帯び状態だった。

 判決では、「(被告は)運転免許取得歴がなく、安易に飲酒運転を繰り返していた経緯や動機にくむべき事情は全くない」とした。

http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY200703260091.html