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2007年03月26日(月) 20時30分

米国産牛肉、西友が販売再開へ…大手スーパーで初めて読売新聞

 大手スーパー西友は26日、米国産牛肉の販売を、関東の20店舗で31日から再開すると発表した。

 BSE(牛海綿状脳症)の特定危険部位の混入で輸入が停止されていた米国産牛肉について、政府は昨年7月、輸入再開を決定した。

 しかし、多くのスーパーは消費者の反発などに配慮して販売再開を見合わせている。大手スーパーの販売再開は西友が初めてとなる。

 西友が大手スーパーの先陣を切って、米国産牛肉の販売再開に踏み切る背景には、西友の親会社、米ウォルマート・ストアーズの意向も影響しているとみられる。西友は、「米国産牛肉を販売することで、お客様の選択肢を広げることができる」として、消費者の反応を見ながら、販売する店舗を拡大する方針だ。

 これまでに販売再開したスーパーは、マルナカ(本社・高松市)など、ごく一部に限られている。

 大手スーパーのイオンとイトーヨーカ堂は「消費者の反応を今後も慎重に見極めたい」などとしており、早期の販売再開の予定はないとしている。

http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070326i314.htm?from=main3