記事登録
2007年03月26日(月) 00時00分

伊勢丹と東急百 提携 情報システムを統合 東京新聞

 大手百貨店の伊勢丹と東急百貨店が、商品開発や販売の情報システムの統合などで業務提携する方針を固めたことが二十六日分かった。東急百貨店の親会社である東京急行電鉄を含む三社が二十七日の取締役会で決定し、発表する見通し。

 百貨店業界では大丸と松坂屋ホールディングスが経営統合を発表するなど業界再編の動きが活発化している。伊勢丹は二〇〇五年にも名鉄百貨店(名古屋市)と同様の業務提携を行っており、電鉄系百貨店など駅前立地の百貨店との連携により、営業力を強化する考え。

 伊勢丹は営業担当の幹部を東急百貨店に派遣、共同商品の開発などで利益拡大を目指す。東急百貨店は効率性の高い伊勢丹の営業ノウハウを導入することで業績の改善を図る。

 伊勢丹の情報システムは顧客ニーズなどの販売情報も取り込み、効率性が高いとの定評がある。システムを軸に地方の百貨店などとの提携を加速させており、岩田屋(福岡市)や丸井今井(札幌市)にも出資している。


http://www.tokyo-np.co.jp/00/kei/20070326/eve_____kei_____000.shtml