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2007年03月26日(月) 13時14分

2007年能登半島地震 わずか50cmのすき間から76歳女性を奇跡的に救出フジTV

2007年能登半島地震では、578棟の家屋が全壊や一部損壊などの被害を受けているが、その中で、わずか50cmのすき間から奇跡的に救出された女性がいた。
震度6強の地震が襲った石川・輪島市で、76歳の女性が倒壊した家屋の下敷きになった。
倒壊した家屋の下敷きになっていた女性を、駆けつけた救急隊員はがれきを乗り越え、木材をカッターで切りながら声をかけて救助した。
そのときの様子について、女性の夫は「コタツのところの布団よ。あの下から出たんだから、大変な」と振り返った。
地震発生時、店舗兼住宅のコタツにいた妻は、50cmのすき間に挟まっているところを発見された。
崩れた柱やたんすが空間を作り、一命を取り留めた。
妻は、足を痛めただけの軽傷だった。
消防団員は「木をチェーンソーで切ったり、瓦をずらしたりして、穴を開けるようにして入ってけるようにして、そこから救出しました」、「柱で三角の空間ができたんだと思う。柱が三角で止まったんじゃないかと思う」と語った。
夫は「家はつぶれたけど、妻が助かったのがいいなと思って」と語った。
一方、住民たちは眠れない一夜を過ごした。
住民は「孫がいるから、必死の決意で(荷物を)取りに行ってきました」と語った。
自宅の前で車中泊する人もいて、「きょうは寝るところだけ作った。あすからまた避難所に行く」と語った。
石川・能登沖で起きた震度6強の地震で、25日夜、避難所で一夜を過ごした住民はおよそ2,600人。住民たちは食料や水の確保に戸惑っている。
復旧作業は始まったばかり。
highlow highlow 2007/03/26 13:14 取材: FNN取材団

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00107707.html