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2007年03月26日(月) 00時00分

河野太郎が神奈川の乱…知事選で中川幹事長らを“告発”ZAKZAK

「裏で密約」県連が擁立した候補を党が推薦せず冷戦状態=顔写真=がついに、党本部に怒りを爆発させた。メールマガジンで、神奈川県知事選をめぐる対応を痛烈に批判、不信感をあらわにしたのだ。県連が擁立した候補を党本部が推薦しなかったことで、県連と党本部はすでに“冷戦状態”にあるが、告示日の22日に起きたある出来事が、河野氏の怒りの導火線に火を付けてしまった。

 ある出来事とは、東京都知事選で自民党の支援を受ける現職、石原慎太郎氏(74)が横浜市内で、神奈川県知事選で民主党県連が後押しする現職の松沢成文氏(49)の応援演説をしたこと。

 河野氏はメルマガで「告示日に、このありさま。幹事長室がいろいろと裏で密約を結んでいたから推薦がでなかったんだねという声が一般からも出始める。死体の前で返り血を浴びて、血のついたナイフを握っていたら、自分が犯人ではないと証明してもらわないと」などと、何とも血生臭い表現で幹事長室を“告発”。

 要するに、幹事長室と石原氏、松沢氏が裏でつるんでいたため、党本部は、県連が擁立した元「埼玉高速鉄道」社長の杉野正氏(48)を推薦しなかったのではないか、というわけだ。

 河野氏の腹は煮えくりかえっており、「神奈川は参院選で東京に次ぐ、第二の票田だ。幹事長室がそれをいらないというならば、政界再編に向けてまっしぐらに進むことになる」とまで警告。この怒りの“告発”に、中川秀直幹事長はどう対応するのか。神奈川の乱は当分目が離せそうにない。

 

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ZAKZAK 2007/03/26

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