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2007年03月26日(月) 00時00分

札幌市長選 3氏届け出朝日新聞

■道都の顔へ舌戦火ぶた

 道都のリーダーを決める札幌市長選が始まった。立候補を届けた3氏は朝から市内で第一声をあげ、支持を訴えた。民主党などが支援する現職の上田文雄氏(58)には知事候補の荒井聰氏、自民党などが推す新顔の清治真人氏(58)には同じく高橋はるみ氏が、それぞれ応援に駆けつけ、お互いの連携を強調。「タッグマッチ」選挙の様相だ。

■知事選と連携狙う——荒井・高橋氏が応援

 二階堂俊三氏は札幌市手稲区前田の選挙事務所前の駐車場で、支援者ら約100人を前に第一声をあげた。手稲山を背景に、「市政改革、組織改革で生まれ変わる札幌を」と力強い口調で原稿を読み上げ、市政改革を訴えた。

 上田文雄氏は、札幌時計台前で第一声をあげた。民主党の国会議員や市議らが支援の小旗を振る中、午前9時に司会者が「時計台の鐘の音を聞こう」と切り出すと、鐘の音とともに上田氏が選挙カーに上がった。

 民主党などが支援する知事候補の荒井聰氏も応援に駆けつけた。上田氏と握手を交わし、「これほど格差がついた北海道。本当にほっとけないんです。上田さんとこの街を、北海道を元気にしたい」とエールを送り、2人の連携をアピールした。

 清治真人氏の第一声は、午前9時すぎから大通公園だった。

 自民党などが推す知事候補の高橋はるみ氏は、「清治さんのために(遊説先から)札幌に戻ってきました。札幌が躍動しないと北海道は良くなりません。『はるみ&まさと』をよろしくおねがいします」。中川昭一・自民党政調会長も「この4年間で札幌はいったいどうなったのか。一部の人が市民のためにならない仕事をやり続けてきた。失われた4年を取り戻すために頑張りましょう」と上田市政を批判した。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000703260012