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2007年03月25日(日) 17時32分

「安全確保に万全を」と首相 政府、現地連絡室を設置朝日新聞

 石川県能登沖を震源とする地震の発生を受けて、政府は25日午前9時45分、首相官邸内の危機管理センターに野田健内閣危機管理監をトップとする官邸対策室を設置した。連絡を受けた安倍首相は「被害状況と住民の安全確保に万全を期するように」と指示。政府は同日、溝手防災担当相を団長に関係省庁の担当者23人で構成する政府調査団を派遣し、石川県輪島市役所に現地対策連絡室を設けた。

 防衛省は、陸上自衛隊の観測ヘリコプターなどによる被災地の偵察活動を開始。谷本正憲石川県知事は同日午前11時8分、陸自金沢駐屯地に災害派遣要請をした。また、消防庁は8都府県による緊急消防援助隊を出動させた。

 東京・富ケ谷の自宅にいた首相は同日午前11時40分、首相公邸に入った。首相は、公邸前で記者団に「地震発生直後に秘書官から報告があった。住民の安全確保と、もし救助を必要としている人が発見されれば救助に万全をつくすように指示をした」と語った。

http://www.asahi.com/national/update/0325/TKY200703250210.html