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2007年03月25日(日) 00時28分

北朝鮮凍結資金の送金問題 米財務副次官補、中国・マカオ当局と対応協議のため北京へフジTV

マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」に凍結された北朝鮮資金の送金が難航している問題で、中国・マカオ当局と対応を協議するため、アメリカのグレーザー財務副次官補が24日、中国・北京に向けて出発した。
グレーザー副次官補は「財務省の専門知識を、マカオと中国が資金返還を実行するうえでの問題解決に役立てる」としており、25日にも中国・マカオ当局者と協議を行う予定となっている。
この問題をめぐっては、手続き上の不備のほか、送金先の中国銀行が、違法性の指摘されている資金の受け入れに難色を示しているとされ、北朝鮮が反発し、6カ国協議が休会する事態となっている。
一方、北朝鮮の金桂冠(キム・ゲガン)外務次官らを監督する立場の朝鮮労働党筋は、FNNに対し、金次官らが一方的に6カ国協議を打ち切り、北朝鮮に帰国したことについて、「実利がないとだめだ」と理由を述べた。
また、「アメリカが凍結解除に応じないのなら、北朝鮮は協議に応じない。『(資金凍結が)いつか解除されるだろう』では、話にならない」とも述べ、凍結された資金が、早急に北朝鮮の口座に送金されることを強く求めた。
highlow highlow 2007/03/25 00:28

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