2007年03月24日(土) 15時00分

そのまんま売却　公用車３台で４５９万円　宮崎県（朝日新聞）

　宮崎県の東国原（ひがしこくばる）英夫知事が乗らないことを決めた黒塗りの知事専用車「９６年式トヨタ・センチュリー（購入価格８８０万６５００円）」が２３日、宮崎県の一般競争入札にかけられ、横浜市の武道用品販売会社「神奈川八光堂」が２５５万円で落札した。１６件の応札（うち県外９件）があった。知事は落札額について「１００万円くらいかと思っていた。県政刷新の改革的なイメージが付加価値になったのでは」と感想を述べた。

　副知事専用車「９５年式日産・プレジデント（同約１０２３万円）」と出納長専用車「９５年式トヨタ・センチュリー（同約６０３万円）」の入札も同時にあり、それぞれ１２２万５０００円と８１万円で落札された。３台の落札合計額４５８万５０００円は県の一般会計に繰り入れられる。知事は「福祉や医療などに回していきたい」としている。

　東国原知事は現在、「比較的燃費が良く、環境に優しい」などの理由で、銀色のハイブリッド車「０５年式トヨタ・クラウン」を知事専用車として使用している。

http://www.asahi.com/politics/update/0324/004.html