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2007年03月24日(土) 10時22分

5年で省庁の天下りあっせん全面禁止を 片山参院幹事長朝日新聞

 自民党の行革推進本部公務員制度改革委員長の片山虎之助参院幹事長は24日、TBSのテレビ番組で、国家公務員の再就職あっせんを一元化する新人材バンクについて、「つくるのに2年、機能するのに3年はかかる」と述べ、5年かけて省庁が直接天下りをあっせんすることを禁じる方向で政府側と折衝する考えを明らかにした。

 渡辺公務員制度担当相は、新人材バンクへの移行時期について安倍首相の任期の09年9月までと表明していた。一方、自民党内には10年後とする意見もあり、片山氏の案はその折衷案と言える。

 片山氏は番組終了後、記者団に対し、新人材バンクに異動する各省の人事担当者を出身省庁に戻さないようにし、省庁の影響力を徐々に排除するしくみづくりを検討する考えを示した。

http://www.asahi.com/politics/update/0324/002.html