2007年03月24日(土) 12時07分

世界遺産の島の博物館で強盗　女性会計係が撃たれて死亡（朝日新聞）

　美しい木造教会群で知られ、世界遺産にも指定されているロシア西北部キージ島の展示博物館の女性会計係が２０日、武装した２人組に襲われ、館員の給料１５０万ルーブル（約６８０万円）を強奪された。自動小銃で撃たれた会計係は間もなく死亡した。インタファクス通信などが伝えた。

　キージ島はカレリア共和国ペトロザボーツク市のオネガ湖に浮かび、くぎを一本も使わずに建てられ、「北方の奇跡」と呼ばれる２２の円屋根を持つ１８世紀のプレオブラジェンスキー教会などがある。会計係は、市中心部にある博物館事務管理棟の裏口まで武装警備係の同行なしに車で現金を運んでいた。同市で国家施設職員が給料用の現金を搬送中に襲われたのは、この半年で３件目という。

http://www.asahi.com/international/update/0324/007.html