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2007年03月24日(土) 11時43分

米財務次官補代理が北京へ 北朝鮮の資金返還問題で朝日新聞

 米財務省は23日、北朝鮮との金融協議の米側代表を務めるグレーザー財務次官補代理らが24日に北京に向けてワシントンを出発すると発表した。25日に北京入りする予定。北朝鮮側の担当者も加えた米朝中の金融専門家による協議が開かれる可能性がある。

 マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)に凍結されている北朝鮮関連口座、約2500万ドル(約29億円)の資金をめぐり、米朝は全額返還することで合意したものの、「技術的な問題」(各代表団)で送金できていない。そのため北朝鮮の核問題をめぐる6者協議は22日休会した。

 米財務省によると、グレーザー氏は中国やマカオ当局と協議し、北京の中国銀行への送金について問題の打開を図る。グレーザー氏は「政策と外交の問題は解決した。残るのは実施だ」としている。

http://www.asahi.com/international/update/0324/006.html