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2007年03月24日(土) 01時41分

薬害肝炎東京訴訟、原告勝訴の判決 原告21人のうち2人が判決を聞かないまま亡くなるフジTV

汚染された血液製剤を投与され、C型肝炎ウイルスに感染したとして、患者が国や製薬会社を相手取り、損害賠償を求めている薬害肝炎東京訴訟で、23日、原告勝訴の判決が下った。
その一方で、今回の東京地裁判決の原告21人のうち、2人が判決を聞かないまま亡くなっている。
C型肝炎ウイルスに感染すると、一般的には、自覚症状がないまま、20年以上かけて慢性肝炎となり、そして肝硬変から肝がんへ進行すると言われている。
しかし、C型肝炎は個人差が大きく、原告13番の女性は、感染から16年後に肝がんが発見された。
2003年6月、原告13番の女性は「わたしは、こんなふうになりたくなかった。平凡でもいいから、走り回り、みんなで楽しく笑い転げながら、これからも生活をしていきたかった。体がもう、ついていけません。どうか裁判を早く終わらせてください。そして、製薬会社の人たちも、自分たちのしてきたことを認めてください」と家族が撮影するビデオカメラを前に、悲痛な胸の内を語った。
このビデオ撮影から11日後、原告13番の女性は息をひきとった。
女性が、「フィブリノゲン」製剤が投与されたのは、1984年のため、東京地裁は訴えを棄却した。
highlow highlow 2007/03/24 01:41

http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00107564.html