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2007年03月24日(土) 00時00分

県、1639人の小規模異動 朝日新聞

◎ 課長級に女性4人登用 ◎

 県は23日、4月1日付の定期人事異動を発表した。異動総数は1639人。地方機関の組織見直しなどにより、過去2番目の規模だった前年と比べると956人減り、96年(1637人)以来、11年ぶりの小規模異動となった。

 内訳は部長級13人(前年比2人減)▽次長級32人(同6人減)▽課長級274人(同52人減)といずれも減少。退職者数(3月31日付)は55〜59歳の早期退職者が増えたため、前年より49人多い229人になる。

 新規採用職員(4月1日付)は病院局で看護師を36人採用した影響で、71人(同32人増)となった。新たに課長級で女性職員4人を登用。課長級以上の女性職員は2人増えて、過去最多の15人となる。

 主な組織改正では、健康福祉部の管轄下に置かれていた県立中央病院(出雲市)と県立湖陵病院(同)が新年度から地方公営企業法の全面適用を受け、知事部局から独立して設けられた病院局に組み込まれる。知事部局から病院局への出向職員は791人に上る。

 昨年の7月豪雨の災害復旧工事を円滑に進めるため、出雲県土整備事務所に災害工務部を新設する。一方で、役割を終えた九州事務所や空港整備室は廃止される。

 市町などの自立的な取り組みを支援するため、新たに奥出雲、飯南、川本、吉賀の4町にそれぞれ1人ずつ職員が配置される。

http://mytown.asahi.com/shimane/news.php?k_id=33000000703240005