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2007年03月24日(土) 13時56分

「執行猶予中」、問題があれば即、「実刑」 生徒指導で朝日新聞

 福島市の市立中学校で生徒指導を巡り、学年主任の男性教諭が「執行猶予中」「実刑」などの言葉を使って、生徒を揶揄(やゆ)するような連絡文書を教師の間に配布したことが24日までに分かった。

 市教委によると、男性教諭が2月中旬、教科担当の教諭らに配った連絡用のプリントで、「○○(生徒の名字)執行猶予中。迷惑をかける行動があれば即刻実刑に入りますので担任にご連絡ください」などと書かれていた。

 ある生徒の行動が原因で授業に支障をきたしていたが、現在は「執行猶予中」とし、今後も授業に影響がある場合、教育専門機関に相談することを校内で決めており、これを「実刑」と表現していた。

 男性教諭も学校側に事実を認めた。学校側は「あってはならない言動で、厳しく指導していく」としている。

http://www.asahi.com/national/update/0324/TKY200703240158.html