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2007年03月23日(金) 23時37分

日興230億申告漏れ、子会社の株低く評価…国税指摘読売新聞

 証券大手「日興コーディアルグループ」(東京都中央区)が、海外にあった子会社から譲り受けた株の価値を低く評価して申告していたなどとして、2005年3月期までの3年間に、総額約230億円の申告漏れを東京国税局から指摘されていたことが分かった。

 ただ、日興は過去に赤字だった時期があり、追徴課税はなかった。

 日興の説明などによると、日興は1999年、提携していた米シティグループとの間で、日興が51%、シティが49%を出資し、英領ケイマン諸島に子会社の証券会社を設立。04年、この証券会社が全額を出資して、日本国内に別の子会社「日興シティグループ証券」を作った。

 その際、ケイマンの証券会社を清算したため、この証券会社が保有していた日興シティグループ証券株は、出資割合に応じて日興とシティにそれぞれ渡った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000017-yom-soci