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2007年03月23日(金) 00時00分

セクハラ教諭 懲戒免 川崎市教委朝日新聞

  川崎市教育委員会は22日、女子生徒2人にセクハラ行為を繰り返したとして市立中学校の男性教諭(43)を同日付で懲戒免職、同校の校長(60)を戒告処分とした。市教委は女子生徒への影響を考え、校名や氏名を公表しなかった。一方、障害児学級の生徒をいじめた生徒に「5、6歳の子がいると思って行動しろ」と不適切な指導をしたとして市立宮崎中学校の男性教諭(55)を1カ月間の減給10分の1、同校の村上雄一校長(59)を戒告処分とした。

  市教委によると、43歳の男性教諭は昨年7月から今年1月まで、女子生徒を教材保管用の部屋に呼び出し、抱きしめたり、手を握ったりする行為を繰り返したという。1月には別の女子生徒に数回のセクハラ行為をしたとしている。

  市教委に対し、男性教諭は「生徒に好意を持っており、励ますつもりだった」と話したという。

  一方、55歳の男性教諭は、昨年5月中旬に障害児学級に通う生徒の保護者からいじめの相談を受けたが、いじめた生徒を含むクラスの生徒たちに9月ごろ、「君たちは12、13歳の中学生だけど、ひとり5、6歳の子がいると思って行動しろ」と指導。保護者に対しては「同じクラスになったのは運が悪かったと思ってください」などと言ったという。

  男性教諭は「そんなに傷つける発言とは思わなかった」と話したという。市教委は現在も生徒へのいじめは完全に解決していないとしている。

http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000703230002