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2007年03月23日(金) 07時19分

「放送の公平・公正さ」も審議対象 BRCが規則改正朝日新聞

 放送界の第三者機関「放送倫理・番組向上機構」の委員会の一つ、「放送と人権等権利に関する委員会」(BRC、竹田稔委員長)は22日、運営規則の改正(7月施行)を発表した。「公平・公正を欠いた放送」を審理対象に加え、すでに審理している「放送倫理違反」も明文化する。

 放送法に規定がある「公平・公正性」に関する改正は、公権力による不当な支配からの自律性確保のためにはBRCが一定の役割を担わねばならない、との考えに基づく。竹田委員長は「10年間の運営実績や、放送が置かれた現状と今後の対応のために窓口を広げるべきだとの考え方に立った」と話した。

 苦情申し立ての乱用などを防ぐため、受け付けは所定書面による申し立てに限り、審議入りするかどうかはBRCが判断するという制約も明示した。

http://www.asahi.com/culture/update/0323/001.html