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2007年03月23日(金) 21時41分

妻のガン再発、でも米大統領選の運動継続 エドワーズ氏朝日新聞

 08年の米大統領選に向け、民主党の候補指名を目指しているエドワーズ元上院議員(53)は22日、地元ノースカロライナ州で妻のエリザベスさん(57)とともに記者会見し、エリザベスさんのがんが再発したと明らかにした。一部の米メディアは立候補を取りやめる可能性があると報じていたが、エドワーズ氏は「(立候補に向けた)キャンペーンは続ける。力強く進む」と述べ、選挙運動の継続を表明した。

 エリザベスさんは04年に乳がんと診断され、治療を受けたが、最近になって肋骨(ろっこつ)への転移が見つかったという。

 夫妻は96年に当時16歳の長男を交通事故で亡くしており、エドワーズ氏は会見で「私たちは共に苦労してきた経験から、苦難を乗り越えるカギは元気を出すことだと知っている」と語った。エリザベスさんも「病気には見えないでしょう」と笑顔を見せた。CNNによると、エリザベスさんが選挙運動を続けるよう望んだという。

 エドワーズ氏は04年の大統領選で、民主党のケリー候補のもとで副大統領候補だった。今回の候補指名レースでは、ヒラリー・クリントン、オバマ両上院議員に続くダークホース的な存在となっている。両氏はこの日、エリザベスさんの決断をたたえるコメントを発表した。

http://www.asahi.com/international/update/0323/015.html