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2007年03月23日(金) 00時00分

デビッド・リンチのモダンアート パリ朝日新聞

 アメリカの個性派映画監督デビッド・リンチが、カルティエ財団で個展を開催している。絵画、写真、音楽も手掛ける彼の創作世界を、モダンアートの作家として総合的に紹介する試みだ。会場には彼自身が作曲した環境音楽が流れ、初期の短編フィルムも上映されている。「エレファント・マン」など、特異な作風で知られる彼の頭のなかをのぞき込んだような、シュールレアリスティックな体験だ。

デビッド・リンチ展

■軽三輪の移動ブティック ミラノ

 日本では姿を消した軽三輪だが、中世の狭い道が残るイタリアではまだまだ現役。ミラノの高級住宅街に止まる軽三輪ピアッジョ・アペ。その周りになにやら人垣が……。正体は移動式のブティック。ファッションショー会場前や高級住宅地に出没する。服役中の女性が縫った子供服を売る「アペ・マランドラ」、上質なリネンの「メゾンB」など。大手アパレルが仕掛ける「セ・コム・サ」は、8台がイタリア縦断中だ。

■ヨガますます人気高く N.Y.

 NYではますますヨガの人気が高まっているが、その精神世界をファッショナブルなジュエリーとしてデザインしている「サトヤ」がマンハッタンで2軒目の店舗を開いた。隣にはハリウッドのヨガ教室と提携したスクールも併設しているのがユニーク。仏教やサンスクリット語のキーワードをモチーフにした商品だけでなく、実技や瞑想(めいそう)のレッスンを通じて、より深いヨガの思想を提案していく。

http://www.asahi.com/culture/fashion/TKY200703230224.html