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2007年03月23日(金) 00時00分

中谷美紀に最優秀女優賞 第1回アジア映画賞朝日新聞

 アジア全体を対象に優れた映画や映画人を顕彰する「第1回アジアン・フィルム・アワード」の結果が20日発表され、「嫌われ松子の一生」の中谷美紀が最優秀女優賞を受賞した。作品賞は韓国の「グエムル 漢江(ハン・ガン)の怪物」(ポン・ジュノ監督)で、主演のソン・ガンホが男優賞を獲得。撮影賞、視覚効果賞も受賞した。

 同賞は、アジア映画振興に力を入れてきた香港国際映画祭が今年創設。欧州で88年から続くヨーロッパ映画賞のように、国の枠を超えて作品を選ぶ。対象はアジア各地で昨年公開された劇映画で、日本を含むアジアや欧米の映画評論家、映画祭ディレクターら17人の審査員が10部門の賞を選んだ。

 監督賞は「三峡好人」のジャ・ジャンクー(中国)、脚本賞は「メン・アット・ワーク」のマニ・ハギギ(イラン)が受賞した。美術賞は「女帝」(中国・香港)、編集賞は「世紀の光」(タイほか)、オリジナル音楽賞は「オペラ・ジャワ」(インドネシアほか)。

http://www.asahi.com/culture/movie/TKY200703230259.html