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2007年03月23日(金) 00時00分

京都市、宅地3.5%上昇朝日新聞

  商業地、中京など高い伸び

 国土交通省が22日発表した07年公示地価(1月1日現在)によると、府内の平均地価は住宅地が下落から上昇に転じ、商業地は上昇幅が拡大した。この結果、全用途で16年ぶりに2・6%上昇した。特に商業地の最近5年間の上昇ぶりは、バブル期初期(1984〜88年)の傾向に似ているという。

 調査対象は府内の725地点。住宅地の上昇率1・6%は、東京、愛知、大阪、神奈川に次いで全国5位。京都市では3・5%上昇。上昇は全区に及び、左京、上京、西京、北区など率が大きい。長岡京市、向日市なども上昇。居住環境の良好さや利便性が評価されているようだ。綾部、南丹、舞鶴、福知山各市などでは下落した。

 商業地は全体で7・7%の上昇で、東京、大阪に次ぐ3位の伸び率。京都市は11・6%と前年の4・1%より上昇幅が拡大。特に中心の中京区が20・6%、下京区も16・3%で高い伸びを見せた。府は「繁華性が重視されているようだ。来年には京都市の新景観政策の影響も出てくるのではないか」としている。

http://mytown.asahi.com/kyoto/news.php?k_id=27000000703230002