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2007年03月23日(金) 20時29分

浄水器販売詐欺社長に有罪判決 京都地裁、会社に罰金京都新聞

 高齢者を狙った浄水器販売詐欺事件で、特定商取引法違反と詐欺の罪に問われた京都市下京区の訪問販売会社「ビッグウエストプランニング」の社長大西信夫被告(45)の判決が23日、京都地裁であった。氷室真裁判官は「あらかじめだます口実を十分考えて常習的に犯行に及んでおり、悪質だ」として懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役4年)を言い渡した。
 判決によると、大西被告は2004年から昨年8月の間に、京都市内などの女性4人に、うそを言って浄水器を販売し、代金名目で計約150万円をだまし取った。
 氷室裁判官は判決理由で「犯行は悪質で、得た利益も莫大(ばくだい)」と指摘し、「正常に機能する浄水器を買い替えさせられており、精神的被害も大きい」と述べた。
 また、氷室裁判官は、特定商取引法違反の罪に問われた同社に求刑通り罰金150万円を言い渡した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070323-00000059-kyt-l26